おゆきの風景・小舎便り > 2016年ゴールデンウイーク
こんにちは、
雪国に暮らす住人にとってもっとも嬉しいことは、「春がきた~」です。
下の2枚の写真はyazaki氏から提供いただきました。
北東北にもこんな春がきました。
いつも美しい写真を送ってくださいます。 ありがとう。
たまたまこの冬の雪は異常に少なくて助かりましたが、こんな冬はここへ住み始めてから初めてのことで、来冬も・・・とはいかないでしょうね。
4月の初めにも雪はたまに降ることもありますが、知れていますのでもうストレスにはなりません。
やがて中旬になると日増しに春めいてきて、やわらかな日差しや吹く風もさわやかに感じてきます。
わきの小川のせせらぎを聞きながら庭木の雪囲いを外し、また小舎の窓の雪囲いを外しつつ春の到来が嬉しくて笑いがこみ上げてくるほどでした。
そして長かった冬期間がんばったことへの褒美のようなタイミングで一斉に桜が咲き、樹々のまぶしい新緑、裏山では山菜が少しづつ顔を出してきて味覚の方からも春を感じさせてくれます。
長年この地で春の感動を味わいながら過ごしてきましたが、この嬉しい期間はいつもあっという間に過ぎ去っていき、もう少し味わいたいのに去っていく恋人のように青春時代の淡い思い出に重なります。
しかし感傷にふけってばかりはいられませんで、GWのお客様を迎えるための大掃除や諸々の準備をしながら、今年はどんなお客さんが来てくれるか楽しみに待ちました。
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そして4月30日からお客様をお迎えし小舎のGWが始まりました。
連休中の天気を見てみると、北東北の週間予報はあまり良くはなく少し気になっていましたが、期間中は雨が多くほぼ予報通りになってしまいました。
しかし5月3日は晴天に恵まれ、気温も20度を越え暑いくらいになり行楽にはベストな1日となりました。
GWの前半は気温が低くなったため、桜の開花が足踏み状態になったのが幸いし、鑑賞できる期間が少し延びたようです。
近隣の桜の名所も満開のところも多く、皆さんには満喫していただけたことでしょう。
このGWのお客さんは旅慣れていて私達には長い付き合いをさせていただいている方が多く、夜の部では時間を忘れアルコールの力を借りながらも大いに盛り上げていただきました。
旅慣れた方たちは、初対面同士でもその場を楽しい時間にしようという気持ちがあふれているためか、さらに周りの方たちを引き込んでは笑いの輪を大きくしてくれます。
私達はそういう間に割り込ませていただいていることが仕事の一部となっていることをとてもありがたく感じます。
小舎の新しい夕食のスタイルにも慣れてきていただいている様子で、好きな食材を仕入れてきては自炊スペースで手の込んだ調理をしている方もおられました。
また手ぶらで来られた方もいて、以前お客さんが置いていった缶詰を小舎の簡単な夕食セットにプラスして喜んでおいででした。
自炊スペースもきれいに使っていただき、また使った食器なども洗ってくれて所定の棚へきちんと片付けてくださいました。
みなさん紳士淑女で、端はしに小舎に対するご好意がとても感じられ、良いお客様に恵まれ私達は幸せな時間を過ごさせていただきました。
ゆきの小舎開所第一号のお客様で40年間ほとんど欠かさず小舎へ足を運んで下さっているO氏は、このGWもお泊りいただきいつもの手作りケーキを差し入れて下さいました。
みなさん出発の朝、たまたまこの2月からコーヒー豆の販売で起業されたKさんが持参の豆で入れてくれたコーヒーと共にいただき、とても贅沢な朝食後のひと時となりました。
コーヒー、ケーキを頂きながら話が弾み、なかなか去りがたい様子でした。
記念写真の1枚です。これが旅人の顔そのものです。
今年のGWは雨が多く花見にはベストとはいえませんでしたが、みなさんの太陽のような笑顔が旅を満喫してくれたことを物語っているようです。
ありがとうございました。
お知らせ
5月21日は恒例の山菜パーティーを予定しております。
盛りだくさんの山菜メニューと天然岩魚の塩焼きで北東北の春の味覚を楽しんでいただきます。
翌22日午前はおゆきのガイドで山菜教室も予定しております。
お早目のご予約をお待ちしております。
参考までに昨年の山菜パーティーの様子を御覧ください。
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