おゆきの風景・小舎便り > 2016~7年、年末年始の様子


2017年、よい年でありますように。


昨年に引き続き、この年末年始も天候に恵まれ、皆様には
快適に過ごしていただくことができました。
1年ぶりに顔を合わせる方もおられ、小舎に到着すると荷物を抱えたまま
再会を喜び合っておりました。
旅を通じて知り合えたよき仲間たちが、それぞれいろいろな人生を抱えながらも
お互いが好意のかたまりになって笑いあっていました。
人にはいろいろなご縁がありますが、
小舎を通じてこんな深いつながりを見せていただけることは、
宿主としてこの先々への励みになるものでした。

また例によって食後の宴会では、更に磨きがかった仲間たちのキャラクターには、
窒息寸前の命がけの笑いというものを
味合わせていただきました。
こっちはもうそんなに若くはないので、一歩間違えば・・・。
お手柔らかに。

みなさん遠くからようこそおいで下さり、
ありがとうございました。
本年もこれまで同様、宜しくお願い申し上げます。


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2016年大晦日、夕食の準備から始まりました。
普段炊事などほとんどしない男性諸君も、やるときはやるようです。
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ここで、「やるときはやる人」と、「普段からやる人」で区別すると
あなたはどっち?
世の男性は「やるときはやる」と思っている方が多いようです。

私ですか?
「やれと言われりゃ、やりたくないし、やるなと言われりゃ、むっとする」っとでも申しましょうか・・・。


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っで、できたのはシーフードカレーとハヤシライスでした。
ハヤシのレシピでは牛肉を使う様指示がありましたが、
本年は酉年につき、やはりここは鳥肉でしょう・・・と。
他にも盛り沢山の具材をこれでもかと投入し、やるときはやってました。
さてシーフードカレーまたはハヤシライスを皿に盛り付け、こんなセットからはじまりはじまり。



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やるときやったあとの酒と鍋ふたつ。
まずは乾杯し、そしてあること無いことを盛って夜は更けていくのでした。




大晦日の外は星がまたたき、穏やかに晴れ渡っているものの、
人間界では平和の脆さに脅え、
一方で、かすかにでも希望を抱かずにはおられず、
定まりません。

ゆく年くる年へ思いを馳せるとき、この瞬間にも世界中が歴史を刻んでいます。
虹を追いかけるような平和の追いかけごっこを、
いつまで続ける気なのでしょうか。

  
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★正月お楽しみ会★
元日夕食後恒例となりました、書初め。
年に一度、筆を持つのもいいものです。
最近はパソコンで用を済ませ、筆どころかボールペンを持つ機会も減ったような気がします。
人類が何百年と文字を手で書く作業を続けてきたことが、パソコンが登場したお陰(せい)で
世界中から半減してしまいました。
筆やペンで文字を書くという文化が、一部の人達のもの(書家など)となっていく大きな変わり目のまっただ中に、私達はいるのかもしれません。

確かに楽になりましたが、手で書く文字そのものにいろいろな個性を盛り込みながら長年自分のものとしてきたものを、こんなに簡単に隅に追いやり、安易な方法を選択できることに驚きを感じます。
手書きの文字には、書き手の個性や味が満載で、その文章にプラスアルファが盛り込まれ伝わってくるものがありました。
今後はそうした楽しみが失われていくということになります。
そういいながら自分もパソコンばかり打っていますが、せめて年に一度は書初めなどして手書きの文字に触れることを続けていきたいと思います。

ところで、
今年のゆきの小舎墨芸界」の動きとしては、我がソンケイする巨匠がまた一皮むいてみせてくれました。
この方に筆を持たせたら泣く子もバブバブ。
御覧ください、このお姉さんだって巨匠に手をにぎられ嬉しさのあまり、コーコツというよりも、早く手を離して!という表情。

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今年の書初めのテーマは、ひろ~い意味で温かい雰囲気を詠む(よむ)ということになりました。
寒い冬には何か温かいものが欲しくなりますし、温泉や日本酒、人の思いやり、腕立て伏せ・・・など比較的詠みやすいかなとの思いから
取り上げました。
そしてそのイメージを表す
代表的な漢字一文字「湯」を選びここに掲げ、無限な連想を引き出そうと熟考の末、実行委員会が決定した次第でございます。
今回は実行委員会幹部であられる澤田氏(通称おっちゃん)が、「書」の腕前ではみんなをうならせるほどのお母さん(みっちゃん)を連れて来て下さいました。
そこでこの「湯」の一文字を、手本となるようみっちゃんにお願いし認めて(したためて)いただきました。 



見事の一言です。

下の写真は参加者みなさんの書になります。
手本はどこいく風という自由な空気が漂いながら、温かさも自由ですね。



こうして平和なひとときを味わいながら、銘々がそれぞれの温かさというものを再確認したかどうかは、定かではありませんでした。

今年もお手伝いに大阪から駆けつけてくれた久美ちゃん、進行役のおっちゃん&さゆり夫妻、そしてみなさん本当にありがとうございました。

ぼくたちは楽しかったこの一年を反すうしながら、しばし春まで冬眠に入ります。
春にまた逢いましょう。


  

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